院生のみなさんへ

総人のミカタでは、

人間・環境学研究科の大学院生のメンバーを募集しています。

 

このページを閲覧されている大学院生の方ならば、

一度はFD(Faculty Development)という言葉を聞いたことがあるかと思います。

総人のミカタは学生・院生のためのピアサポート企画というだけでなく、

人間・環境学研究科の院生が主催しているボトムアップ型の院生FDです。

 

しかも、ただの院生FDではありません。

総人のミカタは、 領域交差型の院生FD なのです

1.実際に講義を経験できる

総人のミカタの中心的な活動である模擬講義では、

受講生である学部生に自分の専門分野について、

分かりやすく伝えることが求められます。

自分の専門分野の概要を説明するために、

資料や話し方から講義の組み立て方まで、

どんな工夫が効果的かを考え、

実際に授業に取り組んでみることは、

将来、大学教員になった時に必ず役に立ちます。

さらに総人のミカタでは、

他のメンバーの講義も見ることができるので、

その点でも、実りの多い経験ができます

2.自分の専門分野を見つめ直すきっかけに

講義中やフリートークの時間には、

頻繁に学部生から質問を受けます。

また模擬講義の後に行う検討会では、

講義に参加していた他の分野の院生と、

内容や方法について意見交換します。

こうした質問や意見交換は、

研究をする中で自分が自明視していた

ポイントに気づかせてくれます。

要するに総人のミカタは、

自分の専門分野を見つめ直し、

相対化するきっかけにもなるのです。

3.他の分野との距離感を学ぶ

総人のミカタでは講義だけでなく、

同じく講義を担当した異分野の院生との

学際ディスカッションも行います。

共通のテーマが、

他分野からはどう考えられるのかを理解したり違いを意識して議論を進めたりといったことも、

専門に閉じこもっていてはできない経験です。

このディスカッションの目的は、

議論を通して参加者も登壇者も、

複数の分野の違いを理解する点にあります。

いいかえれば、

                         他分野との距離感をつかみ、

                         自分が学問の世界の中でどこいるのか

                         という地理感覚を身につけられるのです。

このように総人のミカタの活動は、教育技能の向上に結びつくだけでなく、

自分の分野を捉え直したり、他分野との関係について考えたりすることで、

現在進めている研究にとっても、得られるものの多い経験になると思います。

 

そして、こうした一連の活動を通して

分の分野と、その周辺にある分野のことをより深く理解することではじめて、

単なる寄せあわせではない 学際(transdisciplinarity)が可能になると

私たち運営委員は考えています。

 

この企画に興味があるは、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。

⇒  お問い合わせ